そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

さのばがん

3月20日の毎日新聞
連載の「Dr.中川のがんから死生をみつめる」第99回。
福島原発事故を受けてということで、
特別な記事になっていたようです。
がんと放射線は、原因にもなるし、
治療にも使えるという密接な関係にあります。
ただこの記事では、それとは別に、
用語の説明がわかりやすかったので引用しましょう。

放射線とは、ものを突き抜ける能力が高い光や粒子のことです。
そして、放射線を浴びる(=被ばくする)と、
遺伝子にダメージが生じ、
人体に悪影響を及ぼすことがあります。
放射線を出す能力を『放射能』、
放射能を持つ物質を『放射性物質』と呼びます」

これを読んだとき、相手の正体を見た、
とは言いませんが、なんともいい加減な
言葉のイメージを持っていたのかと、思ったことです。
放射能というのは、能力なんだから、
それ自体は概念に過ぎないなんて、
なんかわかったようで、わかんないけど、
幽霊だと思っていたものが、実は
柳の幹と枝葉だった。みたいなものか。