9月19日(月)の熊日朝刊の「取材前線」に、
「図書室の利用時間、再考を」の記事があった。
旧富合町の町立図書館だった、
熊本市南区の富合公民館図書室は、平日午後7時まで開館しているが、
10月から、合併特例期間の終了と同時に、午後5時閉館になるという。
思うに、この公民館図書室という名付け方に
すでに近隣市町や熊本市の図書館とは違いがある。
つまり市民センターの図書室と同等の位置づけである。
規模はともかく、この図書室、気軽に近所で本を借りることができて、
新聞や雑誌が読めるという、
実にコンビニエントでカンフォタブルな場所なのだが、
おそらくどこでも、午後5時に閉まるのではなかろうか。
本日の合志市議会一般質問で、坂本さなえ議員が、
合志市民にとって幸せな3館体制が、非常勤の司書たちの、
あまり恵まれているとは言えない待遇によって成り立っていることを
明らかにした。
ちなみに、図書館長1名、正職員6名、非常勤25名の体制であり、
時給は近隣で一番安い。募集に人が集まりにくい。
熊本市の場合、すべての図書室を同じ扱いにしないと、
不公平感から苦情が出るかもしれないことを一番恐れているようだ。
ひょっとしたら、図書館と図書室の所管が違うのだろうか。
しかし、そんなこと市民には関係ない。
自治体の公共サービスとしての図書館(図書室)の位置付け、
市民の生涯学習環境はどうあるべきかという再考が必要なのだ。
実は私にも、これまでの図書館ではなく、
これからの図書館像が必要なことは分かっているのだが、
まだまだ勉強不足で、これといった考えがまとまらない。
「はだしのゲン」で話題になったが、
学校図書館とのネットワークももっと活かすべきであるし。
武雄市立図書館は一つの方法論であって、
図書館について考え抜かれた結果であるとは思えない
(行ってみないで分かるのが、