そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

住みよさランキング

西合志図書館に行ったら、新着図書の棚に、
東洋経済別冊198「都市データパック2016年版」があった。
これに収録される「住みよさランキング」では、
ここ数年、合志市は九州一に連続ランクインしているのに、
図書館でこのデータパックを見たのは初めてだ。
さて、九州一とはいえ、全国では総合43位。つまり、
統計的に九州の都市は低位だということだ。

さて、合志市の評価の中身はというと、
安心度16位、利便性488位、快適度11位、富裕度489位、住居303位
と、安心、快適が群を抜いている。というか他はほぼ中位以下。
その他の各指標を見ていて興味を引いたのは、
成長力総合4位(消費16位、産業14位)である。
ランキングの対象となったのは、790市+東京23区の合計813市区。

労働力人口増加率は、3.80%で43位。
労働力人口26,741人は絶対数なので534位。
労働力人口とは、生産年齢人口(満15歳以上の人口)のうち、
労働する意思と能力を有する人の数で、
「就業者」と「完全失業者」の合計である。

昼夜間人口比率89.42%は全国655位だが、
これは近郊の大都市のベッドタウンであることを示す。
約9割ということは、近隣市町との交流人口が大きいとも言える。
※「昼間人口」とは、常住人口(=「夜間人口」)から、
他の市町村への流出人口(通勤・通学者)を差し引き、
他の市町村からの流入人口(通勤・通学者)を加えたもの。
通学者は15歳以上を対象とし、買い物や通院などの移動は
考慮しない。
「昼夜間人口比率」は、常住人口100人当たりの昼間人口の
割合(昼間人口/夜間(常住)人口×100)で、
100%を超えているときは通勤通学人口の流入超過、
100%を下回っているときは流出超過を示す。

東洋経済誌で分析しているとはいえ、元データは国勢調査が多い。
データ分析力があれば、政策の方向性を
きちんと見極めることができる。
単純に順位を喜ぶことよりも、その根拠を
しっかり分析することが必要だ。