そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

ミスター譲歩

赤旗日曜版8月26日号。鈴木宣弘東京大教授が、
日欧EPAについて書いている。
教授は、TPPに対しても強硬に反対していたが、
共産党向けというわけではなく、全国農業新聞にも書いていたこと。
わが国の酪農へのトリプルパンチの1つは、
EPAのチーズ関税撤廃。もう1つは、TPP11でバターや脱脂粉乳
日本の輸入枠として、離脱した米国向けの分も含めた
全量を残りの国に譲ってしまったこと。
安倍首相は世界でミスター譲歩と呼ばれているのではないか。
残る1つは、指定生乳生産者団体(全国に10団体)の
共同販売の弱体化を法制化したこと。
世界的な自由貿易体制に対してはトランプ大統領が反面教師として
君臨しているが、国内農業と農産物の生産を守ることは、
自国民の命を守ることであると教授も言っている。