そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

熊本東法人会青年部会会報「Only 1」2001年?「7月17日 税制委員会・税の勉強会の報告」

 前東税務署長・村上憲央氏による税の勉強会を期待と不安が入り混じった気持で迎えましたが、始まってみれば、肩のこらない話と、本気なのかジョークなのか判断がつきかねるような独特な語り口に、引き込まれてしまいました。

 それは、国税局長官表彰を何度も受けられた税務署長だったので、実績に裏づけられた自信から来るものなのかもしれません。マラソンで身体を鍛えていらっしゃるせいもあるでしょう。

 業務上の様々の工夫、まずお客様と同じ目の高さで応待すること、名札を大きく見やすくすることなど、これまで行われていなかったのが不思議なくらいですが、そういうところから改善は始まり、ひとりひとりの意識が変わっていくもののようです。

 税金をきちんと納めてもらうために努力する税務署員の方々がいる一方では、人の金と思って、湯水のような使い方をする公務員もいる。「役人の仕事の評価は、ポストを与えられることしかない」と村上さんはおっしゃっていました。そして上に登ればのぼるほど、ポストの力と、自分自身の実力を混同してしまう人もいるのでしょう。

 また別の機会に違った角度から、楽しくてためになる話を聞かせて頂きたいものだと思いました。

Then and Now : 依頼された文章は、苦手である。依頼者の意を汲むのに必要以上に気を使うからかもしれない。悪戦苦闘しながらも、自分の普段考えていることを織り交ぜようとしているところに好感が持てる(自分で評価するな!)。