ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長が、日本経済新聞のインタビューで
「個人消費の先行きをどう見ているか」と問われて、
「日本の顧客は結構消費している。高齢化、少子化、低金利といった現状を考えれば、個人消費がいま以上に良くなることはあり得ない」と答えている。
高齢化、少子化、低金利がすべてではないと思うが、ユニクロの社長の実感を伴った言葉には重みがある。こういう指摘を知りながら、無視して初めて政治家と言えるのだろう。
個人よりも法人(大手企業)の減税を優先する政府自民党は、結局政治献金を増やしてほしいという、かなり次元の低い台所事情しかないような気がする。造反議員の復党問題も政党助成金目的とする見方があるところから、私まで下品な連想をしてしまったではないか。
もちろん、お金は大事だけれどね。
そこで、ムーンライダーズの新曲「ゆうがたフレンド(公園にて)」。「金がない 金がない」というフレーズが青春している、これを諧謔と呼ぶなかれ。人間、若いときはとんがっていても、年相応に先端が少しは丸くなるというもの。昨夜真夜中、NHKの「ポップジャム」で見た。だから、NHKにはがんばってもらわなくちゃ。