そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

極東リーグ'jj''jj'

昨日の熊日夕刊の現論は、
スポーツ評論家 玉木正之さんの番だった。
米国のメジャーリーグは年間75億㌦(約7500億円)もの
年収を誇るビッグビジネスであるのに対し、
日本のプロ野球は全体で1200億円程度。

その原因は、日本のセ・リーグにおいて
「新聞社やテレビ局が球団を所有したり、
球団や球場の大株主になっているからだ」
と玉木さんは指摘する。
私個人的にはプロ野球の存亡は眼中にないが、
「日本のチーム(6球団?)がメジャーの『極東リーグ』として
ペナントレースを戦い、・・・『極東リーグ』の優勝チームは
ワールドシリーズにつながるプレーオフに進出・・・」
という可能性を読むと、唸らずにはおれない。

それは日本の野球ファンにとって、
ひょっとしたら喜ぶべきことなのかもしれない。
少子高齢化人口減少の日本で、
野球が将来もビジネスとして単独で生き残れる保証はない。

だから、だ。
「フロンティアを西へ西へと広げ続ける
米国のビッグ・スポーツ・ビジネスが、
さらに韓国、中国への発展を視野に入れて
動いていることだけは確かなようだ」
と書かれているのを見ると、
れれれ、これってTPPをはじめとする
貿易自由化、非関税障壁の撤廃と同根ではないか。
そういう印象を受けた。

かなり省略したので、
ぜひ本文をご一読願いたいが、
導入部が、去る5月5日に東京ドームで行われた
長嶋茂雄松井秀喜両氏への
国民栄誉賞の表彰式での安倍首相のあいさつへの
言及なので、これがまた実に意味深長である。