そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

図書館のロビイスト

私のホームタウンである大津町では、
来月、町長、町議選挙が同日に行われる。
1月27日日曜日、大津町民ホールで
その公開討論会が行われた。
参加者は熊日によると約150名。

大津町町議選公開討論会実行委員会主催、
共催は大津町明るい選挙推進協議会。

次第によると、

目的:立候補予定者の町づくりに対する提案と討議を通して、
町民の町づくりに対する意識の高揚と
投票の際の選択肢の明確化を図る。

内容:町議選に向けて、立候補予定者を招き、
コーディネーターを介し公開討論会を行う。

参加者は立候補予定者18人(熊日によると19人)のうち6名。
各候補者が5分ずつ2回、意見表明を行った。
広用紙に各自が公約のポイントを大書してきたものを
指し示しながら、現状分析、主張を繰り出すのだが、
持ち時間がいかんせん短くもある。

だが、2回目の5分は少し持て余し気味に感じられた。
つまり時間は短く切られた方がインパクトも強い。
最後にコーディネーターを介して、
おおまかに2分ずつほど、
自説の補強をすることが出来た。
熊本学園大学の坂本正教授の手慣れた進行により、
聞き手も論点整理ができたと思うし、
何よりも、候補者自身が自分の思いを
さらに深め、見直す良い機会となったのではないか。

この会の素晴らしさは、
実行委員会のメンバーの尽力もさることながら、
その成り立ちの妙である。

おおづ図書館は比較的新しい公立図書館だが、
入ってすぐの所に、ロビーとギャラリーがある。
そこにテーブルと椅子が置いてあって、
来館者がつれづれに語り合うことができる。
会のメンバーは退役者が多いとのことだが、
ほとんど毎日のように、この図書館を訪れているうちに
当然のごとく顔見知りになり、
そこから地方自治研究の会が自然と生まれたそうだ。

大津町を始め、菊陽町合志市
議会の傍聴に行ったりしているうちに、
今回の選挙が近づき、
先の公開討論会をやろうということになったらしい。

活動について詳しく取材したわけではないので、
ごく大雑把になってしまったが、
何と言っても、それが図書館のロビーで生まれたとは!
これは全国に向けて自慢していいと思う。

Photo

俵山に日が差してきれいだった。
駐車場から。