そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

歴史問題

昨日の熊日朝刊に、文部科学省副大臣に就任した
西川京子さん(自民・衆院比例九州)の言葉が載っている。
記者会見で「4年制大学だけでなく、
ものづくりの専門職が誇りを持てる学校制度をつくりたい」とか、
教科書検定について、
「歴史問題で学術的に決着がついていない問題は
記述を控えるという話が出ている。文科省でも検討していきたい」と。

「歴史問題で学術的に決着がついていない」は、
安倍晋三首相もよく使う言い回しである。
私は教科書検定自体が問題を抱えていると考える。
歴史学者にもいろいろな考えの人がいるだろうから、
両論併記や、三つ巴とかのほうが自然ではないか。

特定秘密保護法案に関して、
防衛省関係の情報が特に重視されているのに、
その多くが廃棄されているというニュースをNHKラジオでやっていた。
公文書の保管や、一定期間が過ぎたあとの公開原則の確立が
必要だと専門家の意見もあった。
まさに、その通り。
いかに優秀な歴史学者でも一次資料がなければ、
その学説の信憑性はイマイチであろう。

歴史問題は、現時点での過去のことだけではない。
そんなことは、みなさんよく分かっているとは思いますが。
歴史認識についての認識こそ、人によって全く違うので、
主流になったもん勝ちである。