そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

第3回地域別定例研修会

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菊池地区保護司会の研修。
菊池市泗水公民館にて。

テーマは「刑の一部執行猶予について」でした。
急に冷え込んで来たのに、
研修室は暖房が入っていなくて寒かった。

これは、裁判において3年以下の懲役又は禁固を言い渡すときに、
一部の期間を実刑とし、残りの期間を執行猶予とすることを
可能とするものです。
施設内の処遇の後に十分な期間にわたる保護観察を実施し、
あるいは、執行猶予の取り消しという制度による
心理規制の下に生活させることによって、
犯罪者の再犯防止、改善更生を図ることが、
この制度の導入趣旨であると資料には書いてあります。

犯罪認知件数は減少傾向にあるが、
再犯率は増加している。ということだったと思う。
よって保護観察を充実させて「再犯率」を減少させることが
この制度の目的であるが、
特に保護司の責任を重くしようということではないようだ。

社会から排除することで安全安心を築こうというのは、
時代遅れの考え方である。
受刑者の増加(再犯率の高さもその一因)と高齢化で、
刑務所はどこも収監に余裕がなくなっていることもある。

更生保護は、公共の福祉増進でもあり、
また公的な支出を抑える手立てでもあることを
多くの人たちに分かってもらいたい。