リビング・イン・くまもと
コーヒーをいれた後の豆の出がらしを、私は庭先で土に返します。ブラジルかどこかの土地で育ったコーヒーが、海を越えてはるばるやって来て、日本の土になる。考えてみれば、ちょっと不思議な気がしませんか。 しかし、食料自給率の低いわが国のこと、食べら…
閉まるときにゆっくり戻るドアがあります。これは後から来る人の目の前でバタンと閉まっては危険だからという理由で、そういう工夫がしてあるのだと思いますが、これが俗に言う「人に優しい」ということになるのでしょうか。本当は、ドアを開けた人が、後に…
先日、合志町総合センター「ヴィーブル」で岡本富士太氏の子育てについての講演会があった。NHK「中学生日記」の先生役で有名な岡本氏の話の中にあった、子どもとの会話以上に大事なこと、子どもたちがどこを見ているか、何を見ているかを知ることの重要…
河川改修の工事というのは、大雨で川の水が最大の流量になったときのことを考えて、短時間に早いとこ海まで流してしまおうということを計算して、なされるものだと思うのですが、雨が少ないときの流量の少なさ(通勤途上、白川を毎日渡るので、白川のことです…
先日の本紙「読者のひろば」に「こどもひなんの家」についての意見がのった。コンビニの従業員がほとんどアルバイトの青年たちであること、彼らへの教育など鋭い指摘だったと思う。 この「ひなんの家」というステッカーがあちこちに見られるようになって、も…
前東税務署長・村上憲央氏による税の勉強会を期待と不安が入り混じった気持で迎えましたが、始まってみれば、肩のこらない話と、本気なのかジョークなのか判断がつきかねるような独特な語り口に、引き込まれてしまいました。 それは、国税局長官表彰を何度も…
あまり建設的な考えとは言えないが、熊本城というものは、何も手を加えない、そのまま、あるがままにしておくべきだと私は思う。 二の丸広場でイベントをやるなどということは、以っての外である。常設的なものでなければ、大金を投じたスーパー・テーマパー…
同じ空気を吸ってはいるのに異次元の世界。息を殺して城内で過ごす1時間なり、2時間は、人によっては緊迫したひとときであろうし、またある人にとっては、心身ともにその時代の大気の中にとけ込んでしまうような、ある種のテラピー効果があるかもしれない…
トンネルを出たあと、ヘッドライトをつけっ放しにしているのを対向車に教えてもらって、気恥ずかしい思いを経験したことがある方も多いと思う。交通安全標語の「早目の点灯」のむずかしさは、そのあたりにありそうだ。 薄暮時の早目の点灯は、相手が車に限ら…
私は、ブルーと赤と星マークのサッポロのラガーが好きでした。今、ビールといえば生ばかりですが、本当に「こだわり」があるのなら、あのラガーを残すべきだったと思います。あ、まだあるんですか。全然見かけないけど。「ハイ・ラガー」が出たときは、見込…
前略。 前回、私が好きだったサッポロ・ラガーのアルコール度数を4.5度と書いたような気がして気になっていたのですが、あれって3.5度だったですかね。 ともかく、大量に売れるビールがすべてではないという認識に立って地道にやって下さい。 ただ、広告にあ…
植木すいかの陰で、多分あまり知られていないと思いますが、合志町は西瓜の隠れた特産地です。それで、わたくし前々から「スイカ・バー」という構想を持っておりました。これは、歯がうずくようによく冷えたスイカを道端で食べられるような屋台形式の場所を…
拝啓。 昨日、所用で小国町を訪れたので、初めてグリーンポケットを聞きました。役場内に局があるとはいえ、職員の方も入れ替わり立ち代わり、たいへんだなあと感じましたが、聞き手の女性の方(原田さんでしたか)の質問がよく的を得ていて勉強になりました…