そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

議論を残す

まだまだ昨年の熊日が続く。

11月4日、夕張市長 鈴木直道さんのインタビューがあった。
財政再建中の不自由さの中で、前向きである。
総務省に働きかけて、市、道、国の三者が現場で協議して、
計画に反映させる三者協議の場を作った。

「夕張は、素っ裸になった中で何が必要で、何が必要でないか、
三者が考えられる唯一の自治体だ。
将来、夕張以外、あるいは日本全体が、こういう状態になった時のために、
どんな議論をして結論を出したのか残せる」

「もう一つ、行政サービスの最小限度がどこにあるかを
議論するきっかけになる。(中略)
市民は道民であり、国民。三者で議論して都市以外の地域が
持続可能な形やルールを見つけ出していきたい」

「どんな議論をして結論を出したのか」
それを形にして残すこと。
どこの自治体でもそういう認識で事業を行っているのだろうか。
「夕張みたいにはならない」は、合言葉かもしれないが、
なぜそうなったのかを含めて、見習うことは多い。
住民にしても、あそこまで行かなければ、
行政まかせの意識は変わらないのだろうか。