そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

飼育

1月21日 水曜日

今年の第1回ふれあい読書講座。
合志市総合センター ヴィーブル2階研修室にて。
講師は、星永文夫さん。
題目は、芥川賞受賞作の大江健三郎著「飼育」についてでした。
約30人というところか。

星永さんの一部朗読を交えながら、
当時の時代背景や、舞台となった集落、
家族や住人達についての考察など、
一つの作品の読み方を知ることで、
他の作品を読みとくヒントというか、
その視点と支点を得ることになります。
読書の喜びを得ると同時に、
人生を豊かにできるんです。
平日の午後なので、勤め人だと参加できません。
そもそも、小説を味わうなどという余裕がないかも。

私も細かいことを覚えてはいませんが、
小学校や中学校の国語の授業って、
こんな感じだったと思います。
いまの指導要領はどうなっているんでしょう。

どこの図書館でもやっていることだと思いますが、
本を読まない人、読書に価値を見出さない人、
文学なんて意味がないと思っている人たちに
こういう講座の意義を説くにはどうすればいいのか。

それは、図書館が無料貸本屋というだけではない、
そのことを伝えるに等しい努力が要ります。