戦争と平和のミュージアムの基本構想検討委員会の座長を拝命している。私は、歴史の授業と試験勉強をおろそかにして、興味のある点だけを拾ってきた、非常に危ない人間である。しかし、だからこそ、ダイナミックな視点を持ちうる可能性もあるのではないか。
今のところ、その力を発揮してはいないが、本日の議論は実り多かった。軍都熊本がなぜ成立したのかを多角的に見る。後付け的な都市計画でもある。日本赤十字社の誕生と、戦争の道を進んだわが国が、文字通り織りなす歴史を、平和を恒久のものとするために私たちは学ばなければいけない。