中国から輸入したペットフードに毒物が入っていたという事件で、
アメリカのジョビジョバとかいう政府高官が、
中国政府に、食品の安全性に対して、厳重な配慮と規制を求めたらしい。
国内世論が黙っていなかったかららしいのだが、
おいおい、それじゃBSE(牛海綿状脳症)はどうなんだ?
と日本人なら、言うだろう。
大丈夫というお墨付きを国際獣疫事務局にもらったので、強気のアメリカ。
BSEについては、どうも正解はない、という感じもするが、
アメリカの圧力は不快だ。
松岡農水相は、あの不敵な面構えで、
安全安全って言われたって、それを決めるのはわれわれの方だ。
と言ったかどうか知らないが、
日本農業の最後の砦、食の安全の大魔神には、
身を木っ端微塵にしても頑張ってもらわねばなるまい。
ただ、パトリオット、じゃなかったマリオネット安倍にとって、
アメリカ産牛肉の全面解禁は、どの時点で発表するかという
時機伺いをしているに過ぎないのではないか。
食の安全より、日本企業がいかに外貨を稼ぐかが大事だと思っているようだ。
それは、金があれば、世界中から安い食物が買えると信じているわけではなく、
ただ、自分の政治的な理想を実現させるために、
自分を持ち上げてくれる財界人は強い見方だし、政治献金も欲しい。
日本国民はいなくなっても、日本という国が残ればいいのだ、
そういう考えを持っていると、考えざるを得ない。
あくまで、根性悪の私の偏見ですが。
そういうわけで、事務所費問題を甘く見ていたとはいえ、
近いうちに松岡農水相に責任をすべておっかぶせて、
いよいよ、日本農業の肩を持つ実力者を表舞台から追い払うという作戦は
完了するのだろうか。