昨日、エルトン・ジョンのインタビューについて、
昔読んだことがあると書いたのだが、
このローリングストーン日本版をよく見ると、
後ろのページにそれが再録してあった。
ときは、1973(昭和48)年8月号。
私が高校3年生のときで、
『グッバイ・イエロー・ブリック・ロード』は発表直前である。
その秋の文化祭のころには、
聞きまくっていたと思う。
インタビューを快く受けてもらったくせに、
肝心のレコード評では酷評していたRS誌。
いかにもって感じなのだが、
フランスの古城ストロベリースタジオで録音されたそのアルバム。
デイヴィ・ジョンストンのギターソロは、まるで
隣の部屋から電話線で送られたような音、
というふうに、けなされていたのだが、
意外とそういうテクノロジーを使っていたのかもしれない。
そしてそれは、かなり斬新な手法だったということだ。
のちに、ボブ・クリアマウンテンという
エンジニア・プロデューサーは、
デイヴィッド・ボウイーのレコーディングで、
ドラムスの音を、スピーカーで
エレベーターシャフトの中に鳴らして、
それをまた録音するという方法で、
えもいわれぬエコーを採ったと言われている。
(記憶違いであったら、ごめんなさい)
今回のインタビューでは、
バーニー・トーピンの歌詞を
エルトンが作曲時に編集していることも明かしている。
これはすごい発言だと思うと同時に、
トーピンが制約なく、かなり自由に書いているということもわかる。