本日の全員協議会で、
公共下水道(西合志処理区)の熊本北部流域下水道への
編入について説明があった。
今後大規模な改修などが必要になる単独処理方式の継続と
北部流域下水道への編入について、
経済性や実現可能性を比較検討した結果、
北部流域につないだ方が、メリットがあるという結論を得、
構成団体である県、熊本市、菊陽町との協議の上、
編入の了承得たとのことである。
説明では、監査からの指摘と、
事業仕分けで、須屋浄化センター維持管理事業が取り上げられ、
今後の運営の方向性についての検討が求められたとあったが、
事業仕分けの項目に上がってくる時点で、
検討を要するという認識が執行部にはあって当然である。
事業仕分けから始まり、
事業遂行に対する市民の理解を深めるという検証へと、
発展してきたことこそ、結果的に
自治基本条例の目指すところと重なったということだと思う。
それはそうと、もともと北部流域につないでいた、
旧合志町南部地区、私の住む地域であるが、
最近の住宅開発により、中継処理能力に黄信号が点いていると。
確か、2年ぐらい前までは、若干余裕があると聞いていたような。
そのあと、迫りくる普通交付税の一本算定に至る道のりを聞くと、
図書館や歴史資料館の統廃合も現実味を帯びるかという感じも。
ユーパレス弁天の新しい指定管理者の決定についても報告があったが、
完全民営化や売却も検討課題になるのかもしれない。
そうなると、稼げなければ公共でやる必要はないのか、
ということにもなりかねない。
いきなり来年度から変わるということではないが、
こういうときこそ、地方自治にも哲学が必要なのではないか。