そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

ごみ

ごみは人の経済活動によって作られ排出される。
私たちが子どもの頃は、いまほど大量のごみはなかったような気がする。
戸外にあるごみ箱に入れたごみを誰がどう回収するか、
そういうシステムがあったのかどうか、
子どもで無関心だったこともあるとは思うが、
リサイクル回収再利用が一般的だったからだろう。
ボロ屋、地金屋という今では不適切な名称だが、
そういう職業が必要欠くべからざるものとして機能していたし、
ビンはガラス製がほとんどでリターナブルだった。
50年以上も前のことで現在のごみ事情を計ってはいけない。
しかし、経済成長はごみを大量に発生させることで成り立つ。
それは事実である。
ざっくりと言って、不景気のときはおそらくごみも減るだろう。
消費するためにはお金が回らなければならない。
言い方を変えれば、経済成長はごみ排出に比例する。
ごみをちゃんと処理処分できれば問題ないのだが、
そこはどうしても環境に負荷を掛けざるを得ない。
人間の経済活動の多くは、自然の摂理を大方無視しているからだ。
文明や文化もどこか、自然に対抗する部分もあるので、
人が人らしく生きるということは、
単純に言ってごみを作り出すことでもある。
わが家のごみをひとまず、
収集日に回収のステーションまで持っていくことで
気持ちが軽くなる。カタルシス、語るに落ちるだな。

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