そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

閑話休題戦後70年


なかなか読み進まないが、図書館の本なので
もう返さなければいけない。

『「知覧」の誕生―特攻の記憶はいかに創られてきたのか』
福間良明・山口誠編 柏書房刊

鹿児島の知覧の旧飛行場跡地はいかにして、
戦跡として発見されるようになったのか。
広島、長崎あるいは沖縄と違って、
「特攻」は知覧住民自らの戦争体験ではない。
出撃した隊員とのふれあいではあっても、特攻出撃
そのものではないという当たり前とも言えることから、
それがなぜ、数多くの人を呼び寄せるようになったのか。
「平和」というキーワードが持つ、
戦争責任、それも下命した上官たちの無責任を
さりげなく糾弾するところに、私は新しい視点を見た。
つまり無知だったということだが。

これも縁かもしれないが、昨日このブログを「西合志村長」
というワードで検索していた人がいたので、逆引きしたら、
合志市の黒石神社で自決した棚橋真作に行きついた。
その棚橋に関して『戦死 インパール牽制作戦』があるらしく
リンク (ちょうどそれに詳しいブログを見つけた)


その作者が、元陸軍報道班員の高木俊朗で、
『知覧』という本も書いているというシンクロニシティ(みたいな)。

棚橋大佐については、このブログにも書いてある→リンク  

関連でヒットしたのが、熊本出身の紀里谷和明(映画監督)の
インタビュー。→リンク  
彼が、棚橋大佐の娘さんを主人公にした小説を書いていた。
どれも平成20年、21年の記事なのも奇遇。


つい最近、紀里谷の名前を聞いた。
新作映画が、この11月に公開されるのだそうだ。
忠臣蔵を題材にした架空の国の物語であると。