そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

文化・芸術

阿蘇火山博物館

阿蘇火山博物館で在熊作家 阿蘇美術展が開催されているので、ちょうどこちらに帰省している友人と訪れた。大津高校の美術部でお世話になった姫野豊先生と上野豊先生の作品を見た。こういう企画は大切なことだと思う。しかしそれにもまして、熊本県民も一度は…

今年の県民文芸賞

今日のの熊日朝刊に、今年の県民文芸賞の発表の記事があった。私は5年連続で現代詩部門に応募している。入選は3年ぶり3度目である。入賞はなかなかに難しいものである。 森で狼に出合う 森で出あった狼は 図鑑で見たままの姿をしていた きっと何かの兆しだろ…

詩作と施策のはざまで

県民文芸賞の締め切りが昨日だったので、詩を一篇書き上げて、送った。ここ4年ほど、毎年応募しているが、直前に書いて送るだけというのもちょっとあんまりだろうと、今年は少しずつ書いていた。 問題になるのは、自分にとって「詩」が必要なものか、である…

京都産業大学DAY2011in熊本

熊本市青年会館ホールで開催された松本零士講演会に参加した。とりとめのない話だった。1冊の本との出合いの幸運。そしてそれが数多くのさらに幸運な出会いを呼ぶ。そういう人生の話だった。それはまた、松本零士作品に出合ったことで、人生が変わった人も…

大きなかぶと・・・

熊本市新市街にあるギャラリーmoeに→リンク大橋歩挿絵版画展を見に行く。このブログでも何回か取り上げたが、雑誌ananに連載中の村上春樹氏のエッセイがこのたび単行本になったので、それを記念して、大橋歩さんの版画展が開かれた。九州では、ここだ…

肥後銀行スクラップ&ビルド

風情のある建物なので壊すのは惜しいかと思ったが、 ロケーション的に、低層はもったいない。 そういう考えも分からないではない。 建替えは安藤忠雄が監修するそうだ。 そうは言っても最終的には施主のセンスなんです。

第3回 比呂美の部屋

7月16日 土曜日 比呂美の部屋 学園ライブ第3回 「学芸員の日常―裏話と秘話あれやこれや」ゲスト 熊本市現代美術館学芸員 蔵座江美 聴き手 詩人・熊本文学隊 伊藤比呂美熊本学園大学にて 歩道橋の上から見ることはあまりない 海老原喜之助氏の壁画「蝶」お二…

カタルーニャの村上春樹

6月は定例会があったので、一時はだいぶ追い上げた新聞の整理がまた引き離されてしまった。で、今日初めて村上春樹のスペイン北東部カタルーニャでのスピーチの全文を読みました。前にそのことに触れたのは、6月11日でのエントリーだったけれど、それは帳面…

花のかおりに

ザ・フォーク・クルセダーズの「花のかおりに」という曲はベトナム戦争当時の反戦歌だった。とっても好きな歌だったけれど、その「花のかおり」について中学生の私は、実際には特に何も感じたことはなかった。子どものころの記憶では、古い家の古い家具やほ…

ミソジニーの冒険者たち

上野千鶴子著『女ぎらい―ニッポンのミソジニー』紀伊國屋書店刊 一言で、たいへん勉強になりました。何かにつけ腑に落ちることばかりで、これ1冊でオッケーか、もっと勉強しなくちゃな、のどちらかになるだろう。評価しない人もいるので、評価する人や大筋も…

「トワイライト」ゾーン

6月29日 水曜日 熊本県立大学の特別講義を受講。現代文学の授業で、SF・ファンタジー評論家 小谷真理さんが「SFとファンタジーの愉しみ」というタイトルで吸血鬼文学についての話をしてくれた。もちろんほとんどが学生で、席が空いてなかったので前の方…

新しい仮設住宅

今日の熊日夕刊に建築家の山本理顕さんのインタビュー記事。氏は、熊本アートポリスで、県営保田窪第一団地を設計している→リンク 因みに私が以前勤めていた会社(今はない)は、熊本市営託麻団地の建築を担当→リンク それはそうと、理顕さんは、「被災者が…

野バラ咲く路

昨日、鶴屋百貨店のギャラリーに大西靖子さんの木版画を見に行った。青学大の先輩だということで、10年ぐらい前に初めて拝見して以来、何度か、いつも見るだけ。いくらかお話はしますけれど。天草にアトリエがあるそうです。枇杷の花の作品が印象に残りまし…

クレオール化現象

9月26日のラフカディオ・ハーンの記念講演会で、小冊子ながら、中身の濃い資料をもらった。東京大学名誉教授の平川祐弘氏の「混淆文化は是か非か」という文章を引用します。覇権的な文明の担い手である米英のグローバリゼーションという表側での地球一元…

本はよかバイ

23日から、本日まで熊本市の興南会館で開かれていたNPO法人本はよかバイ主催の「『本はよかバイ』フォーラム」に参加。というか、着いたときは、たつみや章さんの講演も終わり、質問の時間でした。会場で、大津町本とお話の会の吉田ひとみさんと会いま…

表現者 草刈民代さん

合志図書館で、産経新聞を読む。インタビュー「話の肖像画」は、女優 草刈民代(45)さん。「――さて、草刈さんの人生もバレリーナから女優へと、 今は『二幕目』といったところでしょうか。 将来、三幕目があるとすれば、まったく違う道、 たとえば政治家…

青色グラフィティ

合志市総合センター〝ヴィーブル"文化会館で、ヴィーブル子ども劇団の10周年記念公演「青色グラフィティ」を観劇。8人の女子高校生が、なんとな過ぎて行く毎日にさよなら、人力飛行機を作ることで、いましかない青春を生きようと力を合わせるひと夏の物語…

マンガ家水木しげるの時代

午前10時、熊本近代文学館。「戦後マンガ文化をささえた貸本屋マンガ家水木しげるの時代」が今日から、9月2日(木)まで開催される。橋本博さんが、話をするという記事を熊日で読んでいたので、出かけた。私は、すっかり忘れていたが、旧合志町時代の図…

平田オリザ講演会

「コミュニケーション教育に役立つ演劇ワークショップ」と題して、劇作家・演出家である平田オリザさん。熊日の記事などで、断片的に文章を読んでいただけなので、改めて、ウィキペディアを開いてみると、平田オリザの演劇の外見的特長として、「複数のカッ…

語りかける風景

昨日の午後、 本県立美術館本館に行きました。(写真は、熊本城二の丸広場)ストラスブール美術館所蔵作品の展覧会です。 解説読まないと、聞いたこともない画家たちの(失礼)作品が多かったので、 それで、ドッカリ来たのかもしれない。 19世紀絵画は描き込み…

フリクション

サントリーの缶コーヒー、BOSSについていた。 こういう表現は嫌いだが、 やっぱり男の子ゴコロを くすぐられるというかー。 フリクションは、人吉市出身のアーティスト、 恒松正敏さんのバンド名でもある。 太古のニューウェーブ。

体長がものをいう。

熊日に「熊本文学隊 隊長日誌」という読み物が連載がされておる。 隊長とは伊藤比呂美である。 11月23日分はもう25回目になっていた。少しびっくり。 それはそうと、彼女と私は一面識もないが、大学の同窓なので、多少親近感がある。 同じ学食の飯を食った仲…

トーキング・モギケン

県立劇場で、熊本大学設立60周年記念講演会。講演者は、細川佳代子さんと、茂木健一郎さん。細川佳代子さんは、細川家の永青文庫が熊大に寄贈されたこともあって、細川家の昔話。茂木健一郎氏は、最初の頃の「わかってる人」の印象が、最近目立ち過ぎで、ち…

廣野勝さん

加藤和彦さんについて、検索していると、いろんなページに行きつく。そうとは、はっきり書いてないが、廣野勝さんのはてなダイアリー。加藤氏への追悼の文章と、珍しい写真。フォークル以来のファンなら、広野勝の名を知らない人はいまい。フォーク・クルセ…

白洲正子の書斎

夕刊は無駄だと考える人もいるが、それは読まないからそう思うのだろう。まあ、読んでも、たいして面白くなかったというそういう人もいるかもしれないけれど。熊日の木曜日夕刊に石関善治郎さんの「私の見た光景」という連載がある。本日は「白洲正子の書斎…

米沢嘉博記念図書館

熊日、つまり熊本日日新聞の記事をもとにエントリーを書くことが多い。スクラップをしているので、それにメモを入れる感じかな。9月26日の熊日。評論家の藤本由香里さんが、連載「漫画マンガMANGA」に、米沢嘉博記念図書館について書いている。私はコミ…

恥ずかしい

文化庁の2008年度国語に関する世論調査で、言葉の意味の取り違えが多い語句について、9月5日の熊日に出ていた。「時を分かたず」の正しい意味は、「いつも」である。私は「すぐに」だと思っていた。誤答率67%。「御の字」は、正しくは「大いにあり…

今そこにある危機

「国立メディア芸術総合センター」(仮称)の設立準備委員会で、漫画家(古めかしい職業名)松本零士さんは、「とてもうれしいことだ。未来の人材育成の役割を受け持ってほしい」と発言したと7月9日の熊日の記事にあった。 しかし、本当に大事なのは、その…

イア・オラナ・マリア

熊日のカレンダー2009の5-6月は、ポール・ゴーガンの「イア・オラナ・マリア」だった。わが家では、都合でトイレに掛けてあるのだが、私はこの2か月、この絵(のコピー)を目の当たりにして、改めて絵画に目覚めた。色づかい、構図、どこを取っても…

TSUBAKI Ⅱ

桜の花の悪口を前回書いたが、風に吹かれてさざめく様は、かように可愛い。090402_172601_0002.3GPをダウンロード