そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

書籍・雑誌

分岐点

西部ガスが「&and」というPR誌を出している。2001年当時、村上春樹が「僕がいた場所」というエッセイを連載していた。隔月発行で、2001年7月に出た第100号は、「親密な街としての神戸」というタイトル。 単行本に収録されたのかもしれないが、 初出のいいと…

Casaブルータス

菊池郡市(というときには合志市も入る)の議員有志で、新たに勉強会を立ち上げることになり、大津町役場へ。帰りに、菊陽町図書館に立ち寄り、 雑誌のコーナーで「Casaブルータス」を読む。重たくて扱いにくい雑誌なので、本屋で立ち読みがむずかしい。だか…

万物流転

津村記久子著『エヴリシング・フロウズ』文藝春秋刊NHKラジオに「著者に聞く」という書籍紹介番組があり、その内容は忘れたけれど、読んでみたいという気になりました。試しに検索したら、地元図書館に入ってたので、借りて読みました。中学3年生の1年間の生…

NHKと政治権力

昨年の9月14日の熊日読書欄の「阿木津英が読む」で永田浩三著『NHKと政治権力』岩波現代文庫が取り上げられていた。 2001年1月、NHK教育テレビで放送予定だった『ETV2001』の中の1本、「問われる戦時性暴力」放送に際して、中川昭一・安倍晋三両国会議員…

VMSO

朝から、菊池地区更生保護だより第5号の担当分の記事をリライト。午後3時から、泉ヶ丘公民館図書室の当番。 『本で人をつなぐ マイクロライブラリーのつくりかた』磯井純充著 学芸出版社刊これを図書館で借りて読んでいたので、もうすっかりマイクロライブラ…

図書館におけるビジネス支援サービス

2月1日 日曜日熊本パレアの自主企画講座に参加。演題は「図書館におけるビジネス支援サービスとは」で、フェイスブックで案内がきっかけだが、実に大きな元気と勇気をもらった。講師は、ビジネス支援図書館推進協議会会長、国立大学法人電気通信大学特任教授…

市民派議員になるための本

この値段を高いと思ってはいけないが、フェイスブックで、この本のことを知り、アマゾンで検索したら、この単価であった(本体価格は2,900円と良心的な感じがする)。なぜか、2月初めの出荷と記されていたので、逆にすぐに注文しなくちゃいけない気持になっ…

流星ワゴンTV

重松清原作の『流星ワゴン』が、テレビドラマ化された。このブログでも、「「ファンタジーはおとぎ話のことではない」→リンク 以外にも、何回か触れたことがあると思う。ドラマ化、映画化がなぜなされなかったのか、それは原作者の意向だったのかもしれない…

絶叫!パニック映画大全

上妻祥浩著、河出書房新社刊『絶叫!パニック映画大全』昔は、こういうマニアックな映画本がよく出版されていた。昔とは、植草甚一さんがご存命の時代である。売れていたのかどうか分からないが、ロック系の音楽や映画に関する評論家の仕事は、そこそこあっ…

ヒーローを待っていても

世界は変わらない。湯浅 誠。

わすれなぐさ

一般質問の最終日。終わってすぐ、大津町のオークスプラザに駆け付けた。 大津町議の金田君が、ドットjpインターンシップ学生の報告会をやるということだったので。少し遅れて到着、半分しか聞けなかったが、おおづ図書館についてだったので、興味深く聞け…

アスカの地上絵

CHAGE and ASKAのアスカが、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された件で、さっそくCDなどの出荷停止の動きがあった。そのことに対して、作品と作者を混同している、作品に罪はない的な意見がある。私もそう思うが、普通に販売していたら、絶対に苦情が寄せら…

安倍政権「4つの不幸」

週刊ポストの5月9・16日号を買った。日本人を幸福にしない新システム 安倍政権「4つの不幸」を読むためである。だいたい分かってはいたことだが、多くの人にぜひ読んでほしいと思う。書いたのは、『日本/権力構造の謎』『人間を幸福にしない日本というシステ…

エア・ナショナリスト

菊陽町図書館で、週刊金曜日3月28日号を読む。上智大国際教養学部教授の中野晃一さんが書いている「ネオリベ時代のエア・ナショナリスト」。空を切ってギターを弾く真似を熱く演じるエア・ギターのようだ、と安倍晋三首相のことを批判的に書いているわけだが…

(仮称)事業カルテ

吉田博編著『自治体事業~考え方・つくり方』(学陽書房刊)に事業カルテについて書かれていた。これは非常に役に立つので、ここに引用したい。(「非常に」とは言うものの、実は日常的に役に立つ)実際の事業について、組織としてその知識と経験を蓄積、共…

小泉今日子の1Q84

立ち読みなので、正確には覚えていないが、雑誌「SWITCH2013年12月号」の小泉今日子と宮藤官九郎の対談。対談と言うか、連載「東京百景」にクドカンが来た回である。もちろん「あまちゃん」の話も。私は年代に弱いので、ただ80年代だという記憶しかなかった…

イエスタデイ

文藝春秋の2014年新年特別号に村上春樹が短編を書いている。「女のいない男たち 2 イエスタデイ」というタイトル。西合志図書館で読んだ。いきなりあのビートルズの「イエスタデイ」の日本語(関西弁)版が出てくる。それに惹きつけられて、読んでしまった…

ないのに、ある

今朝の熊日に、長野県小布施町立図書館「まちとしょテラソ」の前館長花井裕一郎さんが、菊池文化会館に来るという記事があった。花井さんという名前は忘れていたが、あの小布施町の図書館だ。こちらから出向こうと思っていたのに、向こう様からやって来てい…

社会的制度としての図書館

柳与志夫著『図書館制度・経営論』(学文社刊)のまえがきに、こうあった。「図書館は、あまたある社会的制度のひとつである。それが意味することは、山や動植物のように、人間がいようといまいと存在し続ける自然と違って、人々がそれを作り、維持しなけれ…

木皿 泉

こんな惹句を書いてもらえる本は幸せだ。「すいか」の①と、「野ブタ。をプロデュース」の③を借りてきている。カウンターで、研修中の名札をつけた女性に、①と③ですけど、いいんですかと訊かれた。「おかまいねぐ」とは言わなかったけれど、心遣いだけは受け…

ゴルフとオバマ

PHP研究所から出ている竹田圭吾著『コメントする力』を図書館で借りた。その中に、アメリカ歴代大統領とゴルフの話がある。著者が2012年のアメリカ大統領選の取材でワシントンに行ったとき、「ニューヨークタイムズ」のベテラン記者、デービッド・サンガ…

ボランティアガイド

菊池恵楓園のボランティアガイド。久しぶり。今日のお客様は、大分県豊後大野市の市役所職員の方たち、24名。稲葉さんの講話のとき、将来構想についての質問があった。社会交流会館(歴史資料館)の展示やり替え中で、なんとなくがらんとしている感じだった…

バオバブの木

7月15日 月曜日合志市総合センター ヴィーブルでガーナ大学講師で絵本作家のよねやまひろこさんの講演会を聞きに行った。主催は西合志読書の会、合志市教育委員会後援。ガーナが西アフリカにあるということ、黄金海岸、奴隷海岸、象牙海岸などの名称。私が小…

グリム童話と読み聞かせ

シュテフェン・マルトゥス フンボルト大学教授(ドイツ文学)の発言が、6月12日の毎日新聞に載っていた。「グリム童話」についてである。昨年、ドイツでの初版刊行から200周年を迎えたとのこと。「今も昔も変わらず大切なのは、親が読み聞かせるということだ…

わくわく1Day図書館めぐり

今日は熊本県庁に行きました。 わくわく1dayパスというバス電車乗り放題500円という定額サービスカードを買ったから、どこに行こうかと考えて県庁にしました。 熊本で暮らす準備、始めよう「くまもとくらす」という冊子を手に入れに。ウルトラハウス制作なの…

ビューティフル

安倍晋三首相が以前書いた『美しい国へ』を読みに、西合志図書館へ赴く。今回カンバックするに当たり、増補版も出ているようだが、批判するには氏の著書を読まなければいけないだろうと思ったのだが、最初の方を読んで危うく結構普通な、いい人みたいな語り…

聞き書熊本の食事

図書館で見つけたのだけれど、古い本なので手に入れにくいかと思ったら、アマゾンのマーケットプレイスには、結構たくさん安価で出ていた。 聞き書 熊本の食事 (日本の食生活全集) この本は、大正の終わりから昭和の初めころの熊本県の食生活を再現したもの…

まちじゅう図書館

予算規模の大きい都市にしかできないこともあれば、小さい町だからできることもある。いや、小さい町にしかできないと言うべきかもしれない。そして小さい町では特に、その町のトップ、首長にどれだけ先進性があるかにすべてかかっている。昨年の12月16日の…

青葉繁れる

2月13日 水曜日西合志図書館集会室で読書講座。講師は俳誌「霏霏(ひひ)」主宰の星永文夫さん。前々からやってることは知っていたが、今年度第3回目にして初めて参加した。時間に余裕があれば、これほど心が豊かになるひとときを持てることの仕合せは他にな…

かくもゼイタク

熊日夕刊の連載に文芸評論家 細谷正充さんの「かくもゼイタク 時代小説」というのがあった。これは昨年の12月3日分より。「自然災害に立ち向かう人々、現場と為政者の視点で」という見出しがついていて、真保裕一著『猫背の虎 動乱始末』と近衛龍春著『慶長…