2004-01-01から1年間の記事一覧
路面電車の路線延伸が、にわかに現実味を帯びてきました。健軍終点から熊本空港までという路線が有力なようですが、私はあえてまったく別のルートを提案したいと思います。 それは、熊本電鉄の御代志駅から大津方面へ電車を走らせるというものです。農業公園…
リリー・フランキーさんの「テレビが消えた後のレモン」は、写真もいいけど、文もいい。いや、文章もイメージ豊かだけど、写真も彼女たちの、テレビでは見られないサムシングを写しとっていると書くべきか。 毎週見られないのは残念だけど、それは無理なネタ…
長年音楽を聞き続けていて、新曲なんかなくても、思い出の曲だけでも十分楽しんでいけると懐旧的な気分になっていた昨今、そこに突然、降ったようにキンモクセイの「二人のアカボシ」が流れて来た。 軽やかなリズムと、中年男ですら時空を超えて、その風景に…
「ロング・ラブレター~漂流教室」を見て、多分おおくの人が、映画『バトル・ロワイヤル』を思い出したんではないかと思う。 でもおそらくそれは、逆に『漂流教室』という漫画が、『バトル・ロワイヤル』の原作に影響を与えて、それがあの映画につながったの…
フォーク・クルセダーズの「イムジン河」が、34年ぶりに発売されるという。歴史的な意味合いのある出来事だが、私にはまた別の記憶が蘇った。 3年前、小学校のPTAの広報委員をやっていたとき、障害を持った子どもさんたちの活動を記事に取り上げようとし…
◆物持ちのよさ Ⅰ いつものようにヘアブラシで、髪をセットしていて、このブラシは高校生のときに買ったんじゃなかったかなと、ふと思った。 大学生の頃、肩まで伸ばした髪をとかしたブラシも、持ち主と同じように毛が薄くなってしまったが。 良く言えば、物…
◆物持ちのよさ Ⅱ 弁当箱を包むバンダナを妻に買ってもらったのは、結婚間もない頃だったと思う。 かれこれ、15年も使い続けて、あちこち薄くなり、洗濯のたびごとにアイロンをかけてくれる妻もかけにくくなったと言っていたので、処分しようと思った。 で、…
日本アカデミー賞の授賞式を見た。小泉今日子を見たかったからだ。 でもあの弛みきった演出は何だろう。『GO』が賞を独占するのは当然かもしれないが、『GO』の持つパワーをTV制作者は何にも理解してないんじゃないか。 卒業式後の謝恩会だって、もう…
先日、新しい免許センターに免許更新に行って来ました。日曜日だったせいか、あの広い駐車場が満杯になるほどの人出でした。そこで順番を待っているときに考えたことを書こうと思います。 まず、平日に休みを取って免許更新に気楽に行けるような雰囲気づくり…
中1の長男の鼻の下にうっすらと黒いヒゲが伸びてきた。初めてヒゲをそるというのは勇気がいる。今思えば大したことではないのだが、友だちに冷やかされはしないかと、私も結構気にしたものだった。 そこで息子に「ヒゲを剃れ」と言い続けていたら、先日そり…
■命名の理由 砥用の「とも」と「友だち」「共に」の「とも」に通じる言葉として「と・も」にしました。 また、「最も」の「とも」でもあり、「何はなくとも」の「とも」でもあります。Then and Now : 熊本県砥用町(ともちまち)の交流センターの愛称募集に応…
「失われた10年」と言われることもある90年代。その呼び方が、自らは何も行動しなかった(もちろん頭も使わなかった)人たちの弁解に過ぎないことが、バリアフリーデザイン研究会の活動の集大成である、この本を読むとよくわかります。 10年、着実に歩み、そ…
ある日、二男のリョウが私に聞いた。「お父さん、10さいのとき、何になりたかった?」「マンガ家」「20さいのときは?」「ウーン、作曲家かな」「じゃ、30さいのときは?」「30さいのときは... リョウのお父さんになりたかった」 ちなみに私、30歳で結婚…
大腸の内視鏡検査を受けたが、特に異常がなかったので、人生ちょっとバラ色って気分で、学校帰りの3人連れの小学1年生に「学校楽しいか」と声をかけてしまった。「うん」と返事してくれたので「車には気をつけなんよ」と言って、駐車場の方に曲がろうとした…
犬は行く先々でオシッコをかけて、自分の活動領域を示すといいます。スプレーペンキでの落書も自分の存在を世間に認めてもらいたいという動物的習性のひとつと言えるかもしれません。 それと似たものにゴミのポイ捨てがあります。ゴミを荷物にするのはいやだ…
皆さん、週末の深夜はいかがお過ごしでしょう。私は、ある土曜日の夜、本当に充実したひとときを持ちました。「ビューティフル・ソングズ」というコンサートのライブがそれです。昨年の夏の公演の録画ですが、たまたま今回TVで見ることが出来て本当にラッ…
この映画を作ろうと思った人は、やはり真珠湾が奇襲される場面のスペクタクルを撮りたかったんだろう。ただそれだけ。 三角関係のラブ・ストーリーは、気のいい兄ちゃん、ベン・アフレックがほとんど悩んでるように見えないところが救い。大澄賢也似であるが…
幼児に読み聞かせをしてやったからといって、本好きの子どもになるとは限らないと、あるお母さんから聞いたことがある。 しかし、ウチの子は、おかげ様で本を読むのが大好きである。 今はなき、さる出版社の絵本のセットを迷わず買った、倹約家の妻のおかげ…
仕事が休みだったので、中学1年の長男の家庭訪問に同席した。当人が一番緊張したとは思うけれど、入学してひと月くらいでは、先生の方だって話題に困るだろう。 家庭訪問というより「お住まい拝見」てな感じか。住環境のどこをチェックなんてマニュアルがあ…
城内プールが閉鎖されることは、2~3年前から検討されていたのかもしれない。しかし、実際になくなるということを知らされると、街の魅力がひとつ消えるなと、しみじみ思った。 熊本城との対比でいけば、ちょっとミスマッチの観もあるが、あたりの木立のした…
貴誌春号の花言葉のカレンダーたいへん美しうございました。 桜の名所の写真も見事でございました。 今月のお便りに、熊本は道路の案内標識が、少なくわかりにくいとの指摘、まさにその通りだと思います。 他県のことはよく存じませんが、多分全国的に「サイ…
貴社のichipsをつまみながら、缶ビールを妻と飲んでいたところ、容器のフタが缶ビールのコースターにピッタリサイズなのに妻が気づきました。 これは使えるのでは、と思ったのでお便りしました。 それにしても「お気づきの点」があった場合の担当部署が明記…
「交通渋滞による損失は年間12兆円」という試算を、国土交通省が発表した記事を本紙で読みました。道路特定財源が問題になっている時期なので、緊急に取りまとめたものでしょう。本来は、乗用車・トラック・バス等の車種による変数を加え、休日のレジャー車…
ヴォネガットは、日本でいえば大江健三郎みたいなポジションにいるアメリカの作家ではないか。 彼が最後の小説であると明言しているこの本。確かにもうこれ以上、長編を書くのに時間と労力を使いたくないという気持がわからないでもない。 人間長生きすれば…
てなわけで、9連休もいよいよ終わる。ちょっとした外出もあったが、ほとんど家にいたので、いつもは夜だけの皿洗い(茶わん洗いとは言いにくい)が、朝昼晩と続いた。20回はやっただろう。 食器洗い機が、結構普及してきたそうで、その理由のひとつに男性が…
毎晩、夕食後の食器洗いは私の仕事である。結婚直後から始めたので、10数年になる。TVを見ながらなので、短時間にパッとは終わらないのだが、世に食器乾燥機というものがあるのはありがたい。 何と言っても汚れた食器がシンクの中から次々に片付いていくの…
子ども会活動というのは、学校と地域の間でいかにあるべきかと考えつつ、例年の行事消化に追われ、育成会長としての1年が過ぎた。 子どもの自主性を重んじるというのは、210名ほどの会員を抱えて、言葉で言うほど易しくはない。 無難な1年は、役員を始め、皆…
西鉄グループのバス会社が、事故が多いということで、九州運輸局から厳重注意を受けたあとにも、また事故を起したという記事を読み、グループ全体で一日に何千台のバスを走らせているかわかりませんが、労務管理のむずかしさを思いました。 報道の印象からは…
7月4日。昨日に引き続き今日も暑い。 暑中お見舞い申し上げます、と、自分に言いたいくらいです。 今号の巨木特集、たいへん充実していました。写真を見て、読むだけでも樹木のパワーに触れることができたようです。 ゴールディー・ホーンが、多分、メル・ギ…
来年秋にオープンする予定の熊本市現代美術館のプレイベントで、横尾忠則さんの講演会が開かれた。私にとっては、中学・高校時代のアイドルのひとりであったが、会場はアーティスト志望のような若い人たちが多く、驚いてしまった。 もともと、メディアを通じ…