そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

2004-05-01から1ヶ月間の記事一覧

本を所有するということ~6/?/1997

私は本を読むのが遅いので、経済的に許されたとして、欲しい本を全部買ったとしたら、読まない本がどんどん増えるだけではないかと思う。それでも書店で見かけて、パラパラっとながめるだけで、「いつか君は僕のモノ」だなんて心に誓う。本を所有するという…

シューティング・スターを撃つな~9?/?/1999

村上春樹は小説の中で「35歳=人生の折返し点」説を唱えたことがある。その説に共感しながらも、やはり直線的に人生を送ってしまっている私だが、いわゆる「若者」でないことの有難さもよくわかる年になった。 しかし、どうしても世間的に少し遠慮してしまう…

ローレンス・リー「ワールド・ビュー・トゥデー」~6/18/2000

ラブFMは、はるばる博多からやってくるほとんどが英語の放送です。中でも私が好きなのは、月曜から金曜の毎朝10時までやっているローレンス・リーの「ワールド・ビュー・トゥデー」という番組。 どうしてもドナルド・フェイゲンの「ナイトフライ」のアルバ…

TVドラマ「危険な関係」11?/?/1999

この秋のドラマはサスペンス物が多いですが、一番かっこいいのは「危険な関係」ではないでしょうか。タイトルはかっこ悪いけど、覚えてもらわなければいけないから仕方がありません。 飯島直子の女性刑事もリアルでいいけど、少し世帯じみてませんかその点、…

「週刊クンタキンヤ」10/4/1999

小学校の運動会も無事終わった夕食どき、話題が白組に負けてしまった赤組のことになると、2年生の二男リョウは突然こう言い放った。「ボクは言いたい。なんで楽しい運動会なのに、戦争みたいに赤白に分かれて、戦わなくてはイカンとね」 誰に言いたいのかは…

「週刊クンタキンヤ」9/3/1999

・コトバ狩り [目線] 「視線」という言葉に替わるものとして、いつからか一般的に使われるようになった「目線」という言い方。「視線」が、どうしてもあるひとつの点=視点と結びつくせいか、きつい表現だと感じられるようになったのが、「目線」進出の一因…

TVドラマ「ビューティフル・ライフ」~3/28/2000

「ビューティフル・ライフ」最終回でやっと気づいたこと。 美容師にとってお客さんは椅子に座っているもの。それで杏子の車椅子、地上100cmの視点に対しても柊二は、ごく自然に腰をかがめ、同じ目の高さで、一緒に物を見ることが出来たのだろう。バリアフ…

「ロックの英詞を読む」1/18/2004

20年以上前のことだが、レコード会社のPR紙で著者の言葉に出合い、勇気づけられたことがある。日本のラジオはどうしようもない音楽ばかり流しているけれど、あきらめてはいけない。リスナーがきちんと面白くないと声を上げ続けなければ何も変わらない。確…

CMの女王~?/?/1999

「CMの女王」という言葉は、小泉今日子さんのために出来たのではなかったでしょうか。 これまでも、切れることなくずっとCMに出ていた彼女ですが、この秋、日立の家電の統一キャラクターになってからは、まさに女王再臨ですね。 それも1本1本の趣向が…

「週刊クンタキンヤ」11/16/1999

二男の8歳リョウは、熊日夕刊のクロスワードパズルが大好きで、毎週、国語辞典を引きながら、自分で解いている。 ちょっとむずかしいところは、さすがに読めない漢字があるのと、まだカタカナをスラスラ書けないことだ。 でも子どもと一緒にクロスワードや…

「週刊クンタキンヤ」6/17/1999

本日の放送で、D.J.=ディスク・ジョッキーについての言及がありましたが、いつだったか雑誌か何かで、今、DJというのは昔のラジオ放送のディスク・ジョッキーと違って、クラブでお皿をまわすと同時に、楽器のように鳴らす(というのかな)人のことをさすの…

「週刊クンタキンヤ」6/25/1999

5月から、クルマのナンバーが原則自由に選べるようになったことは、ご存知でしょう。 今日、銀座通りで強引に割り込んできた、黒塗りのベンツが1台ありました。 日頃温厚な私もついクラクションを鳴らしてしまったのですが、ぶつかっても負けるので、仕方な…

「週刊クンタキンヤ」8/30/1999

9月2日の8回目の誕生日を前にして、二男に7歳が終わって8歳になるのって、ちょっとさびしくないかと聞いたら(訊く方もきく方だが)、「人生これからだ」と答えやがった。 二男リョウのもうひとつの話。「ぼくは、おかあさんと同じB型だから、おかあさんの…

「泉谷しげる イン・コンサート」大津文化ホール 8/22/1999

高校3年生のときだったろうか、26、7年前、今の県立美術館が県立図書館だったころ、図書館ホールでフォーク・コンサートが開かれ、泉谷しげるも出演した。「黒いカバン」の歌に合わせて皆が手拍子を打つものだから、リズムに乗れなくなって困ってしまってい…

いつまでも絶えることなく、友達でいよう。

トヨタのキャミのCMで有名になった、ダンシング・ベイビー。無表情なベイビーが可愛いと見えるか無気味かは世代によってまるで反応が違うという、リトマス試験紙みたいなもの。私は慣れてきたので平気になったが、よく見ると髪の薄さといい顔立ちといい、…

「動員」その積極的意義~7/?/1999

先日、合志町総合センター「ヴィーブル」で岡本富士太氏の子育てについての講演会があった。NHK「中学生日記」の先生役で有名な岡本氏の話の中にあった、子どもとの会話以上に大事なこと、子どもたちがどこを見ているか、何を見ているかを知ることの重要…

「週刊クンタキンヤ」8/5/1999

市電の花電車、見ましたか。世安方面はバスしか走ってないですから、まだですか。 真っ赤なペコちゃんが登場したときは、もう時間の問題だとは思ってましたが、チキンラーメン号もある熊本市電。片や、白くて涼しげでスマートな超低床電車が走るというのに、…

「週刊クンタキンヤ」7/27/1999

久しぶりに聞きました(でも1週間ぶりぐらいですか)ところ、意味不明歌謡が盛りあがっていたので、うれしかったです。 gray(grey)のファンの方の言い分もわからないではないですが、TVで以前見ていて、歌詞がテロップで流れるときに私は思いま…

「週刊クンタキンヤ」5/11/1999

シリーズ 責任の取り方 私は、この3月で43歳になりました。これまでの人生では、数多くの失敗を犯し、主に仕事においてですが、ま、その都度何らかの責任を取って、帳尻を合わせたり、頭を下げたり、口先だけで謝ったりしてきました。 しかし、この「責任を…

「週刊クンタキンヤ」5/26/1999

「男性出張ホスト」というあやしげな立看板を最近見かけました。 熊本もついにここまで来たかという感慨と同時に、男性ホスト募集という文字にも、誰が電話するんだろうな―と興味がわいたのも事実です。 それが、2~3日したら、「募集」の部分にビニルテー…

「週刊クンタキンヤ」7/5/1999

今日(7/5)の放送で、官庁に勤める公務員の方にアンケートを取った結果の話をされましたよね。 で、どの官庁でも約半分ぐらいの人が、公共事業の執行に疑問を持っているという内容だったと思うのですが、あれって多分、建設省の人は「農水省のやることはムダ…

白川は生きているか~7?/?/1999?

河川改修の工事というのは、大雨で川の水が最大の流量になったときのことを考えて、短時間に早いとこ海まで流してしまおうということを計算して、なされるものだと思うのですが、雨が少ないときの流量の少なさ(通勤途上、白川を毎日渡るので、白川のことです…

「週刊クンタキンヤ」6/4/2000

6/3日号の70年代特集を見ていたら「流行年表」の78年に、「なーんちゃって」という意味不明な言葉が大流行、とありました。 でも少なくとも、その2、3年前には私達の間では、熊本弁で「~て、言いよるど」という言いまわしが、ごく日常的に使われていまし…

「週刊クンタキンヤ」12/2/2000

9歳のリョウが、お母さんのことで話したいことがあると言う。「おカアさんて、キゲンのいいときと悪いときと、こ―――んなに、ちがうたい。ボクは本当のおカアさんが知りたい」 シンプルだが、鋭い疑問である。しかし、リョウよ。人生 山あり谷あり、じゃない…

「ひなんの家」のひ弱さについて~10/4/2000

先日の本紙「読者のひろば」に「こどもひなんの家」についての意見がのった。コンビニの従業員がほとんどアルバイトの青年たちであること、彼らへの教育など鋭い指摘だったと思う。 この「ひなんの家」というステッカーがあちこちに見られるようになって、も…